先日、AIに相談しながら、自分のライフプランをシミュレーションしてみたんです。年齢、収入、生活費、NISAの積立額……数字を入れて、未来の資産がどうなるかをグラフにしてもらいました。AIとの家計相談、なかなか面白いですよ(笑)
そこで出てきた結果を見て、私は思わずつぶやきました。
「老後2000万円問題に、届かないなぁ……😭」
でも、そこから調べて、計算して、わかったことがあります。今回は「2000万に届かない」と落ち込んだ私が、シミュレーションで希望を取り戻すまでの話です。
55歳時点の試算結果に、しょんぼり
私は2020年から積立投資を続けていて、今はNISAで月4万円前後を積み立てています。これを月5万円に増やしたら、55歳でどうなるか計算してみました。
結果は、約1,275万円(年4%運用の想定)。
いや、十分すごい金額です。元本990万円に対して、運用益が約285万円。複利のちからを実感する数字です。でも頭に浮かんだのは「2000万円」という、あの有名な数字。全然届いてない……と、勝手に落ち込みました。
そもそも「2000万円問題」って何だったのか
落ち込んだあと、ふと思ったんです。「そういえば2000万って、何の数字だっけ?」と。
調べ直してみると、あの2000万円は「年金だけでは毎月約5.5万円赤字になる平均的な高齢夫婦が、30年暮らした場合の不足額」という、モデル世帯の計算でした。
つまり、全員に2000万円必要なわけじゃない。大事なのは「自分の年金と生活費の差がいくらか」なんです。
毎月の赤字が5.5万円なら30年で約2000万。でも赤字が2万円なら約720万だし、年金と生活費がトントンなら、理屈の上では大きな取り崩しは要らない。FP3級で学んだ「自分の状況に当てはめて考える」の、まさに出番でした。
55歳は「ゴール」じゃなくて「途中経過」だった
もうひとつの気づきが、これ。積立をやめても、複利は働き続けるということです。
仮に55歳で積立をやめて、そのまま取り崩さずに置いておくだけでも(年4%想定)——
- 55歳:約1,275万円
- 60歳:約1,551万円
- 65歳:約1,888万円 ←ほぼ2000万!
さらに、もし60歳まで働いて積立を続けられたら、65歳時点で約2,280万円。2000万円、超えるんです。
「届かない」と泣いていた数字は、55歳という「途中経過」を切り取っただけの話でした。
道は1本じゃない。「調整つまみ」は何本もある
シミュレーションをいじって気づいたのは、老後資金には「調整つまみ」が何本もあるということです。
- 働く期間を延ばす——数年延びるだけでグラフの形が変わる
- 積立額を増やす——固定費の見直しや働き方の見直しで入金力を上げる
- 取り崩す時期を遅らせる——複利に働いてもらう時間を延ばす
- 年金と生活費の差を把握する——ねんきん定期便、ちゃんと見る!
どれか1本の「正解」を選ぶ話じゃなくて、自分に合う組み合わせを探せばいい。そう思えたら、漠然とした不安がだいぶ軽くなりました。
とはいえ、油断はしない。うちは「賃貸・退職金なし」前提
ここまで希望のある話をしてきましたが、正直に言うと、楽観だけではいられない事情もあります。
まず、わが家は持ち家じゃなく賃貸。実はあの「2000万円問題」のモデル世帯は持ち家前提で、住居費がかなり少なく見積もられています。賃貸派は家賃が一生続くので、その分を上乗せして考えないといけません。
そして、私は正社員ではないので、退職金はない(かもしれない)前提。「退職金でドンと補填」というモデルケースの前提が、うちには当てはまらないんです。
だから私は、シミュレーションを厳しめに回すことにしています。利回りは控えめに、生活費は多めに、退職金はゼロで。厳しめに計算して「それでも道がある」と確認できたら、それが本当の安心だと思うから。
甘い予測で安心するより、厳しい前提で備える。これも「知って選ぶ」のひとつです。
まとめ:「2000万」に泣く前に、自分の数字を見よう
2000万円という数字だけ見て落ち込むのは、他人の家計簿を見て泣くようなものでした(笑)
- 2000万はモデル世帯の数字。大事なのは「自分の年金と生活費の差」
- 積立をやめても複利は働き続ける。55歳は途中経過
- 働く期間・積立額・取り崩し時期——調整つまみは何本もある
漠然と不安なままより、一度シミュレーションして「自分の数字」を見てみるのがおすすめです。落ち込むかもしれないけど、その先に「なんだ、道はあるじゃん」が待ってますよ😊
※本記事の試算は年4%運用を仮定したざっくり計算です。運用成果は相場によって変動し、元本割れの可能性もあります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
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