私は、正社員になったことがありません。
ずっと契約社員で働いてきて、今は派遣社員。そう言うと「えっ、不安じゃない?」と聞かれることもあります。
でも、正直に言うと——私はこの働き方を、わりと気に入っています。
最初は「選んだ」わけじゃなかった
きっかけは、シンプルです。
働きたいと思った会社が、正社員の募集をしていなかった。だから契約社員として働き始めました。最初から「正社員以外がいい」と思っていたわけじゃないんです。
でも、働いているうちに「あれ、この働き方、私には合ってるかも」と思うようになりました。
正社員の打診を、断ったこともある
実は途中で、正社員にならないかと打診されたこともあります。
ありがたい話です。でも、断りました。
理由は、残業の多さ。当時は子育て中で、家庭にかけたい時間がありました。正社員になれば収入も安定するけど、その分、時間と体力を会社に差し出すことになる。
私にとっては、仕事よりも家庭のほうが優先順位が高かった。だから、迷ったけど断りました。
「正社員になれるのに、もったいない」と思う人もいるかもしれません。でも、何を優先するかは人それぞれ。私は自分の選択に、後悔していません。
契約・派遣で働いてみて感じたこと
正直に、いいことも、そうでないことも書きますね。
良かったこと
- 責任の重さが正社員とは違う
これは捉え方によっては無責任だと思われるかもしれませんが、私のスペックではその時それ以上の責任は重荷でした。もう子供のこと考える余裕が無くなってしまって(泣) - 時短勤務もできて、家庭との両立がしやすかった
- 「この働き方は自分で選んだ」と思えると、納得感がある
そうでもなかったこと
- ボーナスは、ないに等しい
- 不安がまったくないかと言えば、それは嘘になる
完璧な働き方なんてありません。どんな選択にも、いい面と引き換えにするものがあります。それでも私は、自分に合う方を選んできたつもりです。
とはいえ「ボーナスがない」「収入が不安」というのは、正直ずっと気になっていました。その不安が少しラクになったのは、お金の勉強(FP3級)を始めてからです。働き方とお金は、セットで考えると安心できますよ。
派遣で働いて、「これは本当にいい」と思ったこと
ここからは、私が派遣で働いてみて実感したことを、具体的に書いてみます。一般的に言われている派遣のメリットと、私の実感がぴったり重なったので、正直に紹介しますね。
① 大手企業でも、派遣なら入りやすい
今の私の職場は、実は大手企業です。正社員として入ろうと思ったら、きっと簡単ではなかったと思います。でも派遣という働き方だったから、入ることができました。「憧れの会社で働いてみたい」という願いを、派遣が叶えてくれた感覚です。
② サービス残業が、ない
これは本当に大きいです。派遣は契約で働く時間が決まっているので、ダラダラとサービス残業をすることがありません。時間がきっちり区切られているから、家庭やプライベートの予定も立てやすい。
③ 区切りをつけやすい
派遣は契約期間が決まっています。だから「合わないな」と思ったら、更新のタイミングで別の働き方に切り替えることもできる。ずるずる続けなくていい身軽さがあります。
④ 責任の範囲が明確
任される仕事の範囲がはっきりしているので、「どこまで自分がやるべきか」で悩むことが少ないです。気持ちの面での負担が、ぐっと軽くなりました。
家庭があってもなくても、働き方は自由でいい
ここまで「子育て中だったから」と書いてきましたが、本当に伝えたいのは、もっとシンプルなことです。
正社員じゃない働き方も、立派な選択肢のひとつ。
家庭があるとか、独身だとか、そういうことは関係ありません。自分のライフスタイルや、大事にしたいものに合わせて、働き方を選んでいい。
「正社員にならなきゃ」という空気は、確かにあります。でも、それが全員にとっての正解とは限らない。
契約社員でも、派遣でも、自分が納得していればそれでいい。私はそう思っています。
最後に
正社員になったことがない私の人生は、不安定に見えるかもしれません。
でも、自分で選んできた道だから、わりと気に入っています。
もし今、「正社員じゃない自分」に引け目を感じている人がいたら、伝えたいです。働き方に、優劣なんてありません。あなたが選んだ働き方は、ちゃんとアリですよ。


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